公認会計士論文式試験は科目と問題ごとに何点とれば合格できるか
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公認会計士試験の論文式試験に合格するために、科目と問題ごとに何点とればいいのか知りたいと思っていませんか?

こんな方にオススメの記事です。

  • 論文式の合格基準の得点率が知りたい
  • 合格者の実際の得点を科目・問題ごとに知りたい
  • 論文式に合格するギリギリの得点ラインを科目・問題ごとに知りたい
  • 各科目ごとの得点戦略の参考となる情報が欲しい

公認会計士の論文式試験に合格した、僕の実際の成績を科目と問題ごとに公開します。

公表されている合格基準について

まずはじめに、公認会計士論文式試験の合格基準となる得点比率について知っていますか?

答えは、総得点率52%です。

2012年(H24)から2018年(H30)の7年間、この得点率に変わりがありません。

論文式試験の合格基準は公認会計士・監査審査会のHPにて公表されています。
https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/kakoshiken.html

でも、総得点の52%って、わかるようでわからない基準だと思いませんか?

公認会計士試験は、管理会計論・財務会計論・監査論・企業法・租税法・選択科目の6科目を勉強するわけです。

平均的に52%以上とれればいいんでしょうけど、実際は失敗する科目や成功する科目もあるわけで、各科目によって得点にばらつきが生じるわけです。

実際に僕も、論文式試験では失敗したと思った科目がありました。

逆に、上手くいったと思った科目は・・・ありませんでした(´;ω;`)

そこで、実際に論文式試験に合格した時の科目と問題ごとの成績を振り返ってみて、

「だいたいこんな感じの得点で合格するんだ」

という感覚を掴んでいただくのが今回の趣旨です。

論文式試験合格時の成績

論文式試験得点の概要

僕が論文式試験に合格したのは、2012年度の試験です。

5月の短答式試験に合格して、そのままその年の論文式試験に合格しています。

ちょっとデータが古いですが、ご容赦ください。

総合計得点率 :52.41%
合格基準得点率:52.00%

合格順位:1,258位
合格者数:1,347名

これが、実際の得点率と合格順位です。

結構ギリギリのラインで合格しています笑

論文式試験の合格ギリギリの得点水準を知るためにはなかなか良いデータなのではないかと思っています。

論文式試験の科目と問題ごとの成績

会計学:順位692位

監査論:順位1,324位

企業法:順位848位

租税法:順位1,000位

経営学:順位950位

いかがでしょうか?

総得点ではかなりギリギリの得点比率・合格順位でしたが、科目と問題ごとに分解してみると、少し変わった印象になるのではないでしょうか。

ちなみに、僕が論文式試験を終えて失敗したと感じた科目は、監査論です。

第2問においては内部統制監査の問題が出て、あってはならないとは思いますが、ほとんど空欄の小問題があったりしました。

第1問に関しては、独立性にかかわる問題で頑張って書いたと思っていましたが、実際の成績はあまり良くなかったです。

これは、他の受験生の方がよく書けていたのだと思います。

こうして振り返ってみると、監査論の失敗を会計学と企業法でなんとか挽回しているように感じます。

 

論文式試験で意識したこと

理論を頑張り計算はできる限り解く

理論問題と計算問題から構成される、財務会計、管理会計、租税法は、理論を頑張って書くことを意識していました。

理論を先に埋めて、残った時間で計算の部分点をとりにいくという戦い方です。

経営学も理論と計算がありますが、理論は出たとこ勝負なので書けるところを先に書く(考えこんだら後回し)→計算の基本的なところを拾いにいく→余った時間で書ききれなかった理論をあてずっぽうで書きにいくということを意識していました。

企業法については、問題の形式に合わせた答案を作成すること、法律の条文番号と趣旨をきちんと書くこと、論点ズレしないことを意識していました。

監査論については、問われている論点からズレた事を書かないように意識していました。

理論を頑張るという戦い方は、僕が理論が好きだったというのが背景にあります。

勉強したことがないような問題でも、それらしいことをそれらしくフリースタイルで書く。

得点が貰えたらラッキー。

そんな感じです。

計算は特に嫌いでも好きなわけでもありませんでした。

会計学は限られた時間で最大の得点を狙うゲーム

財務会計と管理会計は時間内に全ての問いに回答することが困難です。

限られた時間の中で、最大の得点を狙う必要があります。

ですので、まずは問題の全体像をつかむことが重要です。

そして、先に解く問題、後で解く問題、解かない問題の取捨選択をしっかり行いましょう。

参考書籍の紹介

公認会計士試験 論文式試験 必修科目 過去問題集 2015年度
今回の得点分析の参考書籍にどうぞ
今回、僕の論文式試験の科目・問題ごとの成績を公開しましたが、さらに突っ込んで分析したい方は過去問を参考にしてみてください。こちらは、僕が実際に受験した2012年度の論文式試験必須科目の問題と模範解答が収録されたものです。
実際の過去問を読んでみて、今の自分ならどれ位得点が取れそうか、どういった順番で問題を解くかというようなトレーニングの参考として使えるのではないでしょうか。僕の本試験の結果より点数が取れそうなら合格圏内といえるでしょう。
2013年度版 公認会計士試験 論文式試験 選択科目 過去問題集
経営学の得点分析の参考書籍にどうぞ
こちらは、僕が実際に受験した2012年度の論文式試験選択科目の問題と模範解答が収録されたものです。
経営学を選択されている方は、必須科目の過去問題集とあわせて興味があれば参考にしてみてください。
こちらも問題文を読んでみて、今の自分ならどれ位得点が取れそうか、どういった順番で問題を解くかというトレーニングの参考になるのではないでしょうか。僕の本試験の結果より点数が取れそうなら合格圏内といえるでしょう。

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